福岡の女性弁護士
春田久美子の
活動レポート

♯消費者教育 は、いかが?

2022年4月から18歳で大人(成年)!がスタートします。〈民法〉という法律が変わり、

①親権に服さないようになる(→自分自身で、色々なことを決められるようになる)、

②契約を一人で出来るようになる(→未成年者であることを理由にツカエていた取消権は使えない)、

などなど私たちの暮らしに与える影響、大です!

私は、消費者被害を救済する委員会にも所属して、仕事柄、様々な悪質商法のワナや手口に接していますが、他方で、騙されたり、NOと言いたいのに言えなかった…という消費者側の実態や心理も知っています。

待ったなしの時代が近づいていますが、学校などでの〈消費者教育〉は、とりわけ法律系のお話は学校の先生方にも“難しそう…”と思われているみたいで、どうやったら、実際のリアルな世の中で実際にツカエル、役に立つノウハウを育めるか、色々、試行錯誤を繰り返しています。

写真は、今年2月卒業前の巣立ち授業の一環として、福岡市内の女子高で〈消費者教育〉を3年生の皆さんに行ったときのもの。大人数の講堂での限られた時間でしたが、女子あるある…を意識したリアルなケースをもとに、クイズとか解決策を双方向で考えてもらうTime⏱を少しでも取り入れたりして実践しました。もちろん男子も性別に関係なく、家庭科や公民だけでなく総合学習や探求などの単元で学年全体で取り組まれることが増えていく予感です😊

法務省のHPでも、桃太郎の漫画仕立てで18歳成年を迎える前に知っておきたいことが綴られていますよ🐶 http://www.moj.go.jp/content/001311772.pdf

前回のクイズ(裁判は、なぜ公開にされているのでしょうか?)の答え;密室での裁判だと、ちゃんとした裁判をしてもらえない危惧があるので(人権保障のため)。∵憲法82条