福岡の女性弁護士
春田久美子の
活動レポート

親子で学ぶ〈いじめ防止授業〉

今日は、福岡県教育委員会のいじめ問題学校支援委員会のお仕事でした。。。

私が法教育の中でも大切と思って続けている一つが〈いじめ〉を未然に防ぐための授業です。小学生から高校生まで発達段階に応じて、“いじめ”という平仮名3文字では違和感のある凄惨で陰湿ないじめの実態、それが人の心をどれだけ傷つけ、時には命さえ奪ってしまうものか…できるだけリアルなケースを素材にしてお伝えしています。

このサイトの中にPDFで授業内容を事前プリントやレジメの形でUpしています。「いじめはダメ、絶対!」とフレーズでは分かっていても、“いじり”や●●ごっこ、遊びのつもりだった…などでは済まない場合があることを、ゆっくり伝えます。児童生徒向けの授業とは別に、保護者の方へはSOSのキャッチの仕方など…我が子が被害者にも加害者にもならないように願いながら、大人が考えている以上に深刻な子どもの世界で現在進行形で起こっている〈いじめ〉の現状を知っていただくためにも…。とりわけ、最近ではSNSに関連した〈いじめ〉が増えていて先生や保護者など大人には見えにくい形になっていることを懸念しています。

いじめで自ら命を絶つ子どもが減りません。。。コロナ禍で学校に行きづらさを感じている子どもさんも増えているようです。残念ながら裁判になってしまった事件・ケースから少しでも今を生きる子どもたち、その保護者の方々へ伝えたいメッセージを裁判の現場にいる私たちだからこそ伝えられる何かがあると信じて…お届けしています。